米国株式市場:米中対立の激化を警戒、NYダウ3日ぶり、ナスダックは4日ぶり反落

株式

2020/5/29 7:46

 28日の米国株式は、NYダウが前日比147.63ドル安の2万5400.64ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同43.369ポイント安の9368.989ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億3571万株、ナスダック市場が41億4969万株だった。

 米週間の新規失業保険申請件数は212万3000件で、市場予想平均の210万件よりも悪かったものの、前週の244万6000件から減少。足元での雇用情勢の落ち着きを受け、NYダウは上昇する場面もみられた。ただ、中国が香港に国家安全法を導入する方針を採択したことに対し、トランプ米大統領が29日に記者会見を行うと報じられると、米中対立の激化を懸念、一転して売りに押された。NYダウ採用銘柄では、ゴールドマン・サックス<GS>やウォルトディズニー<DIS>、シェブロン<CVX>などが、値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比115円安の2万1915円だった。

提供:モーニングスター社

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