【深センIPO】スマート製造向けテスト・組立設備の栄旗工業科技、初値は公募価格を16.52%下回る60元

サーチナ

中国株

2023/4/26 9:13

 電子製品製造設備を手掛ける栄旗工業科技(蘇州)(301360/深セン)が4月25日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格71.88元に対し、初値は16.52%低い60.00元だった。終値は同9.14%安の65.31元だった。

 同社は2011年設立の民営企業で、18年に株式会社化した。スマート製造関連設備の研究開発、設計、生産、販売、技術サービスを主業務とする。特にスマート製造におけるテスト・測定、組立工程に重点を置き、主な製品は2D、3D寸法検査設備、外観検査設備、磁性材料機能検査設備、無線充電モジュール電気性能テスト設備、電池組立生産ラインなど。20年におけるコンシューマーエレクトロニクス分野での中国市場シェアは約4%となっている。

 22年12月期の売上高は3億5967万元(前期比23.74%増)、純利益は6744万元(同17.37%増)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が2500万〜2800万元(前年同期比9.24〜22.35%増)、純損益が590万〜690万元の赤字(前年同期比41.45〜65.42%の赤字増)。

 新規上場に伴い調達予定の2億9223万元(約57億円)は、約79%の2億3223万元をスマートテスト・制御設備研究開発センタープロジェクトに、約21%の6000万元を運営資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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