【北京IPO】軍用航空装備・電源製品メーカーの江蘇晟楠電子科技が5日に公募開始、2000万株発行予定
北京証券取引所への上場を目指す、江蘇晟楠電子科技(837006/北京)が5月5日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。2000万株を発行予定で、公募価格は8.4元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2010年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。航空装備の製造、軍用電源分野関連製品の研究開発、製造、販売を主業務とする。主な製品は航空減速制御器、航空用ショックアブソーバーなどの航空機械系製品、および変圧整流器、リレーボックスなどの総合電源系製品。主に軍用航空などの国防軍需工業で広く利用され、多くの軍需工業企業と長期的な提携関係を築いている。売上の大半は航空分野の主要軍需企業である中国航空工業集団傘下のユニットであり、特に22年は90.95%を占めた。
22年12月期の売上構成は、航空機械が74.39%、総合電源製品が23.76%となっている。これまで外国製品が用いられていた軍用航空、電源系製品の国産置き換えに貢献していること、面積3万平方メートルの大規模な研究、生産一体型総合ビルを持ち、充実した設計、研究、テスト環境を整えていること、ハルピン工業大学や南京航空航天大学などと産学協力研究を進めていること、軍需工業分野で十分な経験と優れた顧客資源を獲得していることなどを強みとする一方で、外国の先進企業に比べると生産規模や資金力、コスト管理といった点でなおも一定の差があること、その差を埋めるための資金調達力が不足していることがボトルネックとなっていた。新規上場で資金調達チャネルを増やし、長期的に持続可能な発展に向けた体制づくりを目指す。
22年12月期間売上高は1億3891万元(前期比25.12%増)、純利益は4558万元(同62.30%増)、親会社株主に帰属する純利益は4696万元(同88.33%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)
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