8日の東京株式市場見通し=不安定な値動きか

国内市況

2023/5/8 7:47

 予想レンジ:2万8800円-2万9300円(2日終値2万9157円95銭)

 8日の東京株式は、不安定な値動きか。日経平均株価は連休前まで4日続伸していたが、連休中に米国株式が荒い値動きとなったことを受け、手控えムードが広がる場面もありそう。消去法的に、値動きの軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられる。また、新型コロナの感染症法上の位置付けが、きょうから季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行することから、旅行やレジャー関連に関心が向かう展開も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の後半(前週2日は137円59-61銭)、ユーロ・円が1ユーロ=148円台の半ば(同151円15-19銭)と、連休前の水準からは円高方向に振れている。輸出関連銘柄には、重しとして意識されそう。

 前週末5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、三菱UFJ<8306.T>、三住トラスト<8309.T>、三井住友<8316.T>などが、前週2日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週2日の大阪取引所清算値比30円安の2万9100円だった。(高橋克己)

8日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・ 8:50 3月9-10日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨

・決算発表=HOYA<7741.T>、ユニチャーム<8113.T>

【海外】(時間は日本時間)

・23:00 米3月卸売売上高

・英国市場休場

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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