<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年GDP伸び率見通しを1.00%増に引き上げ

新興国

2023/5/8 8:50

 ブラジル中央銀行が先週(1日)発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の0.96%増から1.00%増に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は0.90%増だった。24年の見通しは1.41%増に据え置かれた。1カ月前は1.48%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の6.04%上昇から6.05%上昇に引き上げられた。引き上げは5週連続。1カ月前は5.96%上昇だった。24年の見通しは4.18%上昇に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は4.13%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.50%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前の予想は12.75%だった。24年末時点の見通しも10.00%に据え置かれた。据え置きは11週連続。次回5月3日会合時点の見通しも13.75%に据え置かれた。据え置きは41週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.20レアルに据え置かれた。1カ月前は5.25レアルだった。24年末時点の見通しも5.25レアルに据え置かれた。1カ月前は5.30レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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