<米国株情報>バークシャー、オキシデンタル買収を否定

株式

2023/5/8 10:08

 大手投資会社バークシャー・ハサウェイ<BRK.B>を率いる著名投資家ウォーレン・バフェット氏は6日の年次株主総会で、バークシャーが大株主となっている石油大手オキシデンタル・ペトロリアム<OXY>を買収する考えがないことを明らかにした。経済専門チャンネルCNBCなどが伝えた。

 バークシャーは22年3月以降にオキシデンタル株を追加取得してから断続的に買い増し、現在ではオキシデンタル株の23.5%を保有している。このため、市場ではバークシャーは最終的にオキシデンタルの全株式を取得し、買収を目指すのではないかとの憶測が広がっていた。

 しかし、バフェット氏は株主総会での質疑応答で、買収の可能性について、「そのつもりはない」と否定。オキシデンタルのビッキー・ホルブCEO(最高経営責任者)についても、「適切な経営者がオキシデンタルを経営している」とするなど高く評価した。

 現在の保有株式数にも「満足している」とした。ただ、バークシャーは1株59ドルの権利行使価格のワラント(新株予約権)を保有しており、追加取得の可能性については否定しなかった。

 5日のオキシデンタルの株価は前日比3.39%高の60.69ドルと反発して引けている。年初来で3.65%安、過去1年間で6.54%安となっているが、22年2月24日のロシアによるウクライナへの軍事侵攻による原油と天然ガスの高騰を受け、22年2月20時点での株価(38.74ドル)に比べ、6割近く高い水準にある。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ