明日の日本株の読み筋=上値の重い展開か、海外投資家の継続期待根強いも利益確定売り警戒も引きずる

国内市況

株式

2023/5/17 16:32

 あす18日の東京株式市場で、主要指数は上値の重い展開か。海外投資家の継続買い期待は根強く一段高の可能性はあるが、直近の連騰で短期的な過熱感とともに利益確定売りへの警戒感も引きずっている。

 17日の日経平均株価は大幅に5営業日続伸し、3万93円(前日比250円高)で引け、21年9月28日以来約1年8カ月ぶりに3万円の大台を回復した。円安・ドル高進行を支えに堅調に始まり、その後は海外投資家の買い観測とともに株価指数先物に断続的な買いが入り、上げ幅を拡大した。心理的なフシ目となる3万円大台乗せ後も執拗な買いが続き、一部では「海外投資家は強気の構えにあり、3万円を通過点とみているようだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 ただ、足元の5連騰で合計971円の上昇となり、ノンストップの上げに対する反動を読む向きも少なくない。東証のPBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業に対する改善要請や、著名投資家のウォーレン・バフェット氏による日本株への強気の見方などを背景に日本株は独歩高の様相を呈しているが、「楽観しすぎている面がある」(準大手証券)との指摘もあった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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