<相場の読み筋>6月12日

2023/6/12 7:45

 前週末9日の米国株式は、NYダウが前日比43.17ドル高の3万3876.78ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同20.619ポイント高の1万3259.143ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億3230万株、ナスダック市場が41億9573万株だった。テスラが現地8日、ゼネラル・モータース(GM)と、25年からEV(電気自動車)の充電規格を統一すると発表。テスラの規格が拡大するとの見方が台頭し、同社株のほかハイテク株が上昇した。ただ、13日に米5月CPI(消費者物価指数)の発表を、13-14日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)の開催を控えることから、様子見姿勢が強まり伸び悩んだ。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラをはじめアドビや、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが買われた。

 12日の東京株式は、堅調な展開か。前週末9日の日経平均株価は、大幅に反発して取引を終了。現地9日の米国株式が上昇したこともあり、買い先行のスタートとなりそう。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りも控えているとみられ、上値が重くなる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の前半(前週末9日は139円55-57銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=149円台の後半(同150円37-41銭)とやや円高に振れている。前週末9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>、トヨタ<7203.T>などが、同9日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同9日の大阪取引所清算値比125円高の3万2325円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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