<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年末時点の政策金利見通しを12.25%に引き下げ

新興国

2023/6/20 8:50

 ブラジル中央銀行が19日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.50%から12.25%に引き下げられた。1カ月前の予想は12.50%だった。24年末時点の見通しも10.00%から9.50%に引き下げられた。1カ月前は10.00%だった。次回8月2日会合時点の見通しも13.75%から13.50%に引き下げられた。1カ月前は13.75%だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の5.42%上昇から5.12%上昇に引き下げられた。引き下げは5週連続。1カ月前は5.80%上昇だった。24年の見通しも4.04%上昇から4.00%上昇に引き下げられた。引き下げは3週連続。1カ月前は4.13%上昇だった。

 23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の1.84%増から2.14%増に引き上げられた。引き上げは6週連続。1カ月前は1.20%増だった。24年の見通しは1.27%増から1.20%増に引き下げられた。引き下げは3週連続。1カ月前は1.30%増だった。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.10レアルから5.00レアルに引き下げられた。1カ月前は5.15レアルだった。24年末時点の見通しも5.17レアルから5.10レアルに引き下げられた。1カ月前は5.20レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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