日経平均は18円高と小反発、引けにかけ再度プラス圏入り―5大商社株は堅調=20日後場
20日後場の日経平均株価は前日比18円49銭高の3万3388円91銭と小反発。朝方は、19日の欧州株安を受け、売りが先行した後、日経平均はいったん上げに転じた。中国人民銀行(中央銀行)が20日、事実上の政策金利に当たる最優遇貸出金利(LPR)1年物を0.10%引き下げ、下支え要因として意識された。ただ、買いは続かず、再び軟化。先物売りを交えて下げ幅を拡大し、前引け近くには3万3089円02銭(前日比281円40銭安)まで下落した。売り一巡後は、円安歩調もあって持ち直しの動きとなり、大引けにかけて先物主導で再度プラス圏入りした。
なかで、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社による買い増しが明らかとなった5大商社株は総じて堅調に推移した。
日経平均プラス寄与度では、ソフバンG<9984.T>の37円強を筆頭にファストリテ<9983.T>が34円強、アドバンテスト<6857.T>が30円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、卸売、金属製品、海運など6業種が値上がりし、保険、鉄鋼、電気・ガスなど27業種が値下がりした。
東証プライムの出来高は13億1827万株、売買代金は3兆8952億円。騰落銘柄数は値上がり777銘柄、値下がり971銘柄、変わらず86銘柄。
業種別では、三菱商<8058.T>、三井物産<8031.T>、丸紅<8002.T>、伊藤忠<8001.T>、住友商<8053.T>などの卸売株が高い。SUMCO<3436.T>、リンナイ<5947.T>などの金属製品株や、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も引き締まった。空運株では、JAL<9201.T>がしっかり。イオン<8267.T>、パンパシI<7532.T>、ウエルシアH<3141.T>などの小売株も物色された。
半面、東京海上<8766.T>、SOMPOH<8630.T>、MS&AD<8725.T>などの保険株が下落。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>、東製鉄<5423.T>などの鉄鋼株も安い。中部電力<9502.T>、関西電力<9503.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、SBI<8473.T>などの証券商品先物株もさえない。
個別では、さくら<3778.T>、図研<6947.T>、ANYCOLOR(エニカラー)<5032.T>などが値上がり率上位。半面、ニーズウェル<3992.T>、エムティア<9438.T>、ファイバーG<9450.T>などが値下がり率上位。
(写真:123RF)
提供:ウエルスアドバイザー社
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