【北京IPO】ピストンなど内燃機関部品の大連匯隆活塞、初値は公開価格を28.89%上回る4.06元

サーチナ

中国株

2023/6/22 9:11

 内燃機関部品メーカーの大連匯隆活塞(833455/北京)が6月21日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格3.15元に対し、初値は28.89%高い4.06元だった。終値は同51.43%高の4.77元だった。

 同社は2006年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。ピストン、シリンダーライナー、シリンダーヘッドなどの内燃機関用部品の設計、製造、販売を主業務としている。主に船用ディーゼルエンジン、鉄道車両用内燃機関、天然ガス圧縮機などの分野で利用されており、ピストン製品はドイツや日本の企業から認証を受けるなど、高い技術力を誇る。また、中国をはじめ米国、英国、フランス、ノルウェー、韓国、日本など世界各国の船級協会の認証も取得している。

 22年12月期の売上高は1億4106万元(前期比11.19%増)、純利益は3503万元(同2.98%増)。23年1〜3月期の売上高は3184万元(前年同期比11.74%増)、純利益は810万元(同10.24%増)。

 新規上場に伴い調達予定の1億5619万元(約31億円)は、約74%の1億1549万元を軌道交通・船舶の鋳造部品生産ライン拡大プロジェクトに、約20%の3070万元を中速度内燃機関ピストン設計技術開発センタープロジェクトに、約6%の1000万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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