日経平均は310円安と3日ぶり大幅反落、安値圏で取引を終える=22日後場

 22日後場の日経平均株価は、前日比310円26銭安の3万3264円88銭3日ぶりに大幅反落して取引を終えた。前場には一時上昇する動きもみられたが、後場に入り軟調な動きが続いた。株価指数先物にややまとまった売りが出たことをきっかけに、下げ幅を拡大。弱含みで推移するなか、午後2時52分には、同342円95銭安の3万3232円19銭を付ける場面もみられるなど、安値圏で取引を終えた。東証プライムの出来高は14億5273万株で、売買代金は4兆940億円と、前週末16日(5兆5600億円)以来の4兆円超えとなった。騰落銘柄数は値上がり800銘柄、値下がり970銘柄、変わらず63銘柄だった。

 市場では「日経平均株価はPERで15倍台に上昇しているが、期待が先行していただけに、先行きの業績が見通すことができるまで、上値の重い展開となりそう」(中堅証券)との慎重な見方があった。

 業種別では、14業種が下落、19業種が上昇。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も安い。旭化成<3407.T>、信越化<4063.T>などの化学株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も軟調。中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株や、メルカリ<4385.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も弱かった。一方、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が上昇した。

 個別では、ソシオネクスト<6526.T>、さくら<3778.T>、JNS<3627.T>、ネットプロテ<7383.T>、アドバンテスト<6857.T>などが下落。半面、ファーマF<2929.T>、インフォMT<2492.T>、テスHD<5074.T>、マネックスG<8698.T>、ペッパー<3053.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ