明日の日本株の読み筋=軟調な展開か

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2023/6/22 16:32

 23日の東京株式市場は、軟調な展開か。日経平均株価は、海外投資家による買いを支えに上昇相場を展開するが、手がかり材料に乏しいなか、足元では上値の重い動きが続き、週末要因も重なることから、模様眺めムードが広がることが見込まれる。また、月末にかけては、リバランス(銘柄入れ替え)に伴う売買が予想されることから、警戒する向きもあり、手控えにつながりそうだ。市場では「先行きの業績が見通すことができるまで、上値の重い展開が想定される」(中堅証券)との慎重な声も聞かれた。一方、日経平均株価は6月7-8日以来、連敗していないことから、反発する動きも期待される。

 22日の日経平均株価は、前日比310円26銭安の3万3264円88銭と3日ぶりに大幅反落した。後場に入り株価指数先物にややまとまった売りが出たことをきっかけに、下げ幅を拡大。弱含みで推移するなか、安値圏で取引を終えた。東京証券取引所が引け後に発表した、6月第2週(12-16日)の投資部門別の売買状況(現物株)によると、金額ベースで海外投資家は6414億円の買い越しで、12週連続で買い越し。個人投資家は5777億円の売り越しで、2週連続での越しとなった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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