【北京IPO】金融機関向けデジタルソリューションの華信永道が公募開始、1100万株発行予定

サーチナ

中国株

2023/6/26 9:10

 北京証券取引所への上場を目指す、華信永道(北京)科技(837592/北京)が6月26日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1100万株を発行予定で、公募価格は10.38元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2007年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。住宅積立金および銀行業のデジタルソリューションプランのサプライヤー、プロバイダーとして、中国各地の住宅積立金管理期間や銀行に対し、さまざまなシーンの情報システムや関連ソフトウェアのカスタマイズ制作、メンテナンス、サードパーティ製品の販売・インテグレーション、アウトソーシングサービスなどの事業を手掛けている。研究開発を重視し、住宅積立金管理に関する業界規格の制定にも積極的に参加している。

 22年12月期の売上構成は、ソフトウェアのカスタマイズ開発が71.67%、メンテナンスサービスが17.42%、サードパーティ製品の販売とインテグレーション5.35%、アウトソーシングサービスが5.56%となっている。中国国内24省、市、自治区の100余りの住宅積立金期間と取引があり、業界上位に位置する。主な顧客は中国銀行、中国建設銀行、邯鄲市住宅積立金管理センター、蘇州市住宅積立金管理センター、海南省住宅積立金管理局など。

 22年12月期の売上高は2億4149万元(前期比3.57%増)、純利益は3587万元(同2.38%増)。23年1〜3月期の売上高は1357万元(前年同期比5.10%減)、純損益は1619万元(同19.70%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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