<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年末時点の政策金利見通しを12%に引き下げ

新興国

2023/7/4 9:05

 ブラジル中央銀行が3日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.25%から12.00%に引き下げられた。1カ月前の予想は12.50%だった。24年末時点の見通しは9.50%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は10.00%だった。次回8月2日会合時点の見通しも13.50%に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は13.75%だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の5.06%上昇から4.98%上昇に引き下げられた。引き下げは7週連続。1カ月前は5.69%上昇だった。24年の見通しも3.98%上昇から3.92%上昇に引き下げられた。引き下げは5週連続。1カ月前は4.12%上昇だった。

 23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.18%増から2.19%増に引き上げられた。引き上げは8週連続。1カ月前は1.68%増だった。24年の見通しも1.22%増から1.28%増に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前も1.28%増だった。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.00レアルに据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は5.10レアルだった。24年末時点の見通しは5.10レアルから5.08レアルに引き下げられた。1カ月前は5.16レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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