<相場の読み筋>7月7日

2023/7/7 7:45

 6日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比366.38ドル安の3万3922.26ドル、ナスダック総合指数が同112.611ポイント安の1万3679.043ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億86万株、ナスダック市場が55億7020万株だった。米6月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比49万7000人増となり、市場予想平均の同22万8000人増を大きく上回った。7日に6月雇用統計の発表を控えるが、労働需給のひっ迫による利上げの継続が警戒され、NYダウは一時、510ドルを超える下げをみせる場面があった。同指数の採用銘柄では、ホーム・デポやスリーエム(3M)、アメリカン・エキスプレスなどが、値下がり率の上位に入っている。

 7日の東京株式は、弱含みの展開が続きそうだ。きのう6日に大幅に3日続落した動きや、現地6日の欧米株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなろう。指数連動型ETF(上場投資信託)の運用会社による、分配金をねん出するための売りが警戒されるなか、模様眺めムードが広がり、軟調に推移するとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円トビ台(6日は143円91-92銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の後半(同156円22-26銭)とやや円安方向に振れている。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、アドバンテスト<6857.T>、村田製<6981.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比280円安の3万2450円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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