来週の東京外国為替市場見通し=米6月雇用統計を確認後は米6月CPIに注目
予想レンジ:1ドル=142円00銭-145円06銭
7月3-6日のドル・円は下落した。週初3日は、日銀短観の堅調な結果を背景に日本株が上昇する中、リスクオンの動きにドル・円も上昇。4日は米国が独立記念日で休場のため取引参加者が減少し、小動きの展開となった。5日は、6月開催FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨などの発表を前に模様眺めとなったが、ドル・円は小反発。6日は、世界景気の減速懸念から日本株が急落し、リスクオフムードの強まりとともに円が買われた。
6月開催FOMCでは利上げ休止を決定したものの、FOMC議事要旨では複数の参加者が利上げに肯定的だったことが判明し、米金融引き締めの長期化が意識される状況にある。米労働市場は堅調で、6日発表の米6月ADP(オートマティック・データ・プロセッシング)雇用統計は市場予想を大幅に上回った。7日発表の米6月雇用統計の内容次第では、米国の利上げ長期化観測が一段と強まりドル・円を支援しそうだ。雇用統計通過後も12日に米6月CPI(消費者物価指数)、13日に米6月PPI(生産者物価指数)と重要物価指標の発表があり、注目が怠れない。半面、日本の当局による為替介入への警戒もくすぶり続け、ドル・円の上値を抑える可能性もあるため注意したい。
ドル・円は長期上昇トレンドにあり、年初来高値近辺での推移となっている。米金融政策の転換はまだ先との見方から、トレンドの変化は起きにくい。目先は6月30日の高値145円06銭が上値メド。下値は25日移動平均線を意識して142円ちょうど。
提供:ウエルスアドバイザー社
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