明日の日本株の読み筋=需給改善期待もチャート上の『ダブルトップ』は気掛かり

国内市況

株式

2023/7/10 16:30

 あす11日の東京株式市場は、10日に指数連動型ETF(上場投資信託)の分配金捻出に伴う売りが一巡したことで、需給改善が期待され、「しっかりした展開になるのではないか」(中堅証券)との声が聞かれた。10日の日経平均株価は5営業日続落し、この間に合計1500円超の下落となった。海外要因に変調がなく、投資家心理が落ち着けば、自律反発狙いの買いが入りやすいとみられる。ただ、主要企業の23年4-6月期決算が本格化するまでは、買いは限定されるとの読みもある。

 一方、テクニカル面では、気掛かりな点がある。日経平均は取引時間中ベースで6月27日の安値(3万2306円99銭)を下回った。これにより、チャート上では売りサインとされる『ダブルトップ』(6月19日高値3万3772円89銭と7月3日高値3万3762円81銭)を形成し、「下値不安がある」(準大手証券)との見方も出ていた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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