「Web3」、政府推進にスタートアップ支援など期待=ビットバンク調査

株式

2023/7/12 16:18

 暗号資産(仮想通貨)取引所のビットバンク(東京都品川区)は、分散型インターネットの「Web3」について、ユーザーの認知度を調べるアンケートを実施した。それによれば、浸透途上の面がある一方で、政府が推進していくことへの好意的な意見が優勢となった。

 Web3はブロックチェーン技術を基盤にユーザーが自ら個人情報を管理することで、データを事業者に独占させない公平なインターネット空間を指す。日本でも岸田政権が環境の整備を目指している。

 ただ、Web3にまだなじみのないユーザーは少なくないようだ。約550人の回答を集計したビットバンクのアンケート調査では、Web3という言葉を知っている人は全体の3分の1にとどまった。また、その中で「十分に理解している」というユーザーは2割強に過ぎず、3割は「あまり理解していない」か「全く理解していない」と答えた。

 一方で、Web3を仮想通貨(暗号資産)と結びつけ、サービス利用のとっかかりにする考えを持つユーザーが多いことも分かった。また、メタバース(巨大仮想空間)やNFT(非代替性トークン)を連想する向きも目立つ。

 Web3を「十分に理解している」「大体理解している」と答えた人のうち、政府がこれを推進していくことについては、80%以上がポジティブに捉えている。具体的な推進策としては、「スタートアップ支援」が約3割で最多となり、次いで「暗号資産の税制改正」が挙げられた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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