<相場の読み筋>7月13日
2023/7/13 7:45
12日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比86.01ドル高の3万4347.43ドル、ナスダック総合指数が同158.264ポイント高の1万3918.963ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8207万株、ナスダック市場が49億5025万株だった。注目されていた米6月CPI(消費者物価指数)が前年同月比3.0%上昇し、市場予想平均の同3.1%上昇を下回った。インフレの高止まりと利上げ継続への過度な警戒感が後退し、景気敏感やハイテク関連の銘柄が物色された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、シスコ・システムズやイーベイ、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが買われた。
13日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価はきのう12日に大幅反落した反動や、心理的なフシ目の3万2000円を終値ベースで割り込んだこともあり、リバウンド狙いの買いが先行するとみられる。ただ、買い手がかりに乏しいこともあり、買い一巡後は、模様眺めムードが広がりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の半ば(12日は139円55-57銭)と円高に傾く一方、ユーロ・円が1ユーロ=154円トビ台(同153円86-90銭)とやや円安方向にある。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>、東エレク<8035.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比95円高の3万2035円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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