明日の日本株の読み筋=もみ合い商状か、米国株にらみも国内材料乏しい

国内市況

株式

2023/7/18 16:31

 あす19日の東京株式市場は、もみ合い商状か。米国株にらみの展開ながら、国内では手掛かり材料に乏しい。18日の米国では、6月小売売上高などの重要経済指標や、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーなど金融大手の決算が発表され、株価への影響が注目される。一方、国内では主要企業の決算本格化を来週後半以降に控え、決算待ちの状態になる。YCC(イールドカーブコントロール、長短金利操作)の修正が観測される日銀金融政策決定会合(27-28日開催)を見極めたいとの空気もあり、積極的な売買は期待しにくい。むろん、25-26日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)も様子見要因になる。

 3連休明け18日の日経平均株価は反発し、3万2493円(前週末比102円高)で引けた。17日の米国株式市場は、JPモルガン・チェースの好決算を背景にした金融株買いなどを受け、主要株価指数が上昇。円高一服も支えとなり、日経平均の上げ幅は一時300円を超えた。一巡後は利益確定売りに下げに転じ、52円安まで押し戻される場面もあった。ただ、売りは続かず、その後はプラス圏に持ち直した。市場では、「押し目買い意欲は根強く下値はしっかりだが、好決算など条件が整わないと上値トライは難しい」(準大手証券)との声が聞かれた。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ