<相場の読み筋>7月19日

2023/7/19 7:45

 18日の米国株式は、NYダウが前日比366.58ドル高の3万4951.93ドルと7日続伸、ナスダック総合指数が同108.693ポイント高の1万4353.642ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7957万株、ナスダック市場が46億849万株だった。米銀行大手バンク・オブ・アメリカの4-6月期決算で、利益が市場予想平均を上回った。17日のJPモルガンに続く金融株の堅調な決算を受け、米景気の底堅い動きを評価。金融やテクノロジー関連が物色された。NYダウは、心理的なフシ目の3万5000ドルに接近し、1年3カ月ぶりの水準を回復した。同指数の採用銘柄では、マイクロソフトやユナイテッドヘルス、ゴールドマン・サックスなどが、値上がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。日経平均株価はきのう18日に反発した動きに加え、現地18日の欧米株式が上昇したことも追い風に、買い先行スタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=138円台の後半(18日は138円22-24銭)、ユーロ・円が1ユーロ=155円台の後半(同155円54-58銭)と円安に傾いていることから、輸出関連銘柄を中心にしっかりした動きが見込まれる。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日産自<7201.T>、野村<8604.T>、MS&AD<8725.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比360円高の3万2740円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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