<相場の読み筋>7月20日

2023/7/20 7:45

 19日の米国株式は、NYダウが前日比109.28ドル高の3万5061.21ドルと8日続伸、ナスダック総合指数が同4.376ポイント高の1万4358.018ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9974万株、ナスダック市場が48億6918万株だった。前日からの強い動きが継続。米6月住宅着工件数は年率換算で148万件(市場予想平均と一致)と堅調で、景気後退への懸念が弱まった。買い一巡後は、通常取引終了後に、テスラやネットフリックスの決算発表を控えることから、積極的に上値を追う動きは限られた。NYダウが終値ベースで3万5000ドルに乗せるのは、22年4月20日(3万5160.79ドル)以来、1年3カ月ぶり。同指数の採用銘柄では、ベライゾンやセールスフォース、シスコ・システムズなどが値上がり率の上位に入っている。

 20日の東京株式は、もみ合い商状となりそう。日経平均株価は、きのう19日に大幅続伸した動きや、現地19日の米国株式が上昇したことなどから、朝方は買い先行となりそう。ただ、25日移動平均線(3万2965円)や、心理的なフシ目の3万3000円を前に、戻り待ちの売りも控えているとみられ、上値の重い展開となることも見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の半ば(19日は139円50-52銭)、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同156円62-66銭)と小動き。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、楽天グループ<4755.T>、日立<6501.T>、日産自<7201.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。ただ、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比100円安の3万2880円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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