明日の日本株の読み筋=決算にらみまだら模様

株式

2023/7/20 16:30

 あす21日の東京株式市場は、国内外の企業決算の強弱感を踏まえた、まだら模様の商状が予想される。日経平均株価は引き続き25日移動平均線や3万3000円のフシが上値の関門として意識される。

 20日の下げを象徴した半導体セクターをめぐっては、ファウンドリー世界最大手の台湾TSMCが4-6月業績を発表。売上高は前年同期比10%減、純利益は同23%減と厳しい業況だった。

 一方、引け後に開示されたニデック<6594.T>の4-6月業績は、営業利益が市場予想を大幅に上回る好内容に。米国も含め、主要企業の収益動向はまちまちの傾向がある。この日は日経平均が前日比で400円超下落したものの、東証プライム市場の銘柄の27%(約500銘柄)は値上がりした。

 なお、21日の米国では株価指数のナスダック100の特別リバランスが実施される。ウィッチングとも重なり、東京市場で警戒感が先立つ可能性がある。

提供:ウエルスアドバイザー社

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