<相場の読み筋>7月21日

2023/7/21 7:45

 20日の米国株式は、NYダウが前日比163.97ドル高の3万5225.18ドルと9日続伸、ナスダック総合指数は同294.711ポイント安の1万4063.307ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億2720万株、ナスダック市場が48億4860万株だった。ジョンソン・エンド・ジョンソンが20日、23年12月通期の業績予想を上方修正。好調な業績推移が好感され、NYダウの上昇をけん引、同指数が9日続伸となるのは17年9月8-20日以来、5年10カ月ぶり。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやネットフリックス、アプライド・マテリアルズなどが下落した。米週間の新規失業保険申請件数は22万8000件と市場予想平均の24万2000件よりも、良好だった。

 21日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は、きのう20日に大幅反落した弱い動きが継続し、売り優勢スタートとなりそう。週末のポジション調整売りが警戒されるなか、決算発表の本格化を前に、手控えムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=140円前後(20日は139円62-63銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=155円台の後半(同156円45-49銭)と円高に傾くなど、まちまち。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安が入り混じるなか、村田製<6981.T>、HOYA<7741.T>、東エレク<8035.T>などが、20日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比80円安の3万2330円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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