<相場の読み筋>7月24日

2023/7/24 7:45

 前週末21日の米国株式は、NYダウが前日比2.51ドル高の3万5227.69ドルと10日続伸、ナスダック総合指数は同30.502ポイント安の1万4032.805ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1580万株、ナスダック市場が48億1096万株だった。取引開始前にアメリカン・エキスプレスが4-6月期の決算を発表。売上高が市場予想平均に届かず下落したことが重しとなり、下げに転じる場面がみられた。ただ、FOMC(米連邦公開市場委員会)を25-26日に控え、積極的な売買が限られるなか、底堅く推移した。NYダウが10連騰したのは17年7月25日から8月7日以来、約5年11カ月ぶり。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、24日にナスダック100指数のリバランスを控えるなか、メタ(旧フェイスブック)やエヌビディア、ネットフリックスなどが下落した。

 24日の東京株式は、反発後も堅調な展開か。前週末21日の米国株式は、まちまちの動きとなったものの、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所清算値比400円高の3万2670円で取引を終了。朝方は、シカゴ先物清算値にサヤ寄せする動きとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=141円台の後半(前週末21日は141円36-38銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の後半(同157円30-34銭)と、円安に振れており、輸出関連銘柄を中心に支えとなりそう。前週末21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、コマツ<6301.T>、アドバンテスト<6857.T>、日産自<7201.T>などが、同21日の東京終値に比べ高かった。

(イメージ写真提供:123RF)

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