<相場の読み筋>7月25日

2023/7/25 7:45

 24日の米国株式は、NYダウが前週末比183.55ドル高の3万5411.24ドルと11日続伸、ナスダック総合指数が同26.061ポイント高の1万4058.866ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億9442万株、ナスダック市場が38億9011万株だった。米7月製造業PMI(購買担当者景気指数)の速報値が49.0となり、市場予想平均の46.1を上回った。堅調な指標を受けNYダウは一時、230ドルを超える上昇をみせる場面もあった。25日からFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えるが、景気が軟着陸するとの期待感が支えとなったもよう。NYダウが11連騰となるのは、17年2月9日から27日の12連騰以来、約6年5カ月ぶり。同指数の採用銘柄では、ゴールドマン・サックスやJPモルガン、シェブロンなどが値上がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は、堅調な展開か。きのう24日の日経平均株価は、3日ぶりに大幅反発。きのうの強い動きや、現地24日の米国株式が上昇したこともあり、買い優勢スタートが見込まれる。ただ、手がかり材料に乏しいなか、25日移動平均線(24日時点で3万2837円)近辺では、戻り待ちの売りに上値が重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=141円台の半ば(24日は141円41-44銭)、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同156円71-75銭)と小動き。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、コマツ<6301.T>、ニデック<6594.T>、日産自<7201.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比105円高の3万2715円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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