<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年インフレ見通しを4.84%上昇に引き下げ

新興国

2023/8/1 8:51

 ブラジル中央銀行が7月31日に発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の4.90%上昇から4.84%上昇に引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は4.98%上昇だった。24年の見通しも3.90%上昇から3.89%上昇に引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は3.92%上昇だった。

 また、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.24%増に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は2.19%増だった。24年の見通しも1.30%増に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は1.28%増だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の12.00%に据え置かれた。据え置きは4週連続。24年末時点の見通しは9.50%から9.25%に引き下げられた。1カ月前は9.50%だった。次回8月2日会合時点の見通しは13.50%に据え置かれた。据え置きは6週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の4.97レアルから4.91レアルに引き下げられた。引き下げは2週連続。1カ月前は5.00レアルだった。24年末時点の見通しも5.05レアルから5.00レアルに引き下げられた。1カ月前は5.08レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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