東レ、「水素細菌によるCO2とH2を原料とする革新的なものづくり技術の開発」を共同提案し採択される

株式

2023/8/7 15:35

 東レ<3402.T>は前週末4日、双日<2768.T>、電力中央研究所(東京都千代田区)、Green Earth Institute(GEI、東京都新宿区)、DIC<4631.T>、ダイセル<4202.T>と、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」に、「水素細菌によるCO2とH2を原料とする革新的なものづくり技術の開発」のテーマを共同で提案し、実施予定先として採択され、このたびNEDOと契約を締結したと発表した。

 今回の事業は、CO2とH2からさまざまな化成品や飼料原料を生産するための技術開発に取り組むもの。開発対象とする水素細菌は、CO2の固定化速度が最も速い微生物の一種とされている。その高いCO2固定化能を活かしつつ遺伝子組換えを施すことで、有用な化成品を高効率で生産する菌株を創製。生産される化成品は、プラスチック、インクや塗料、繊維、化粧品など、身の回りのさまざまな用途に使われる原料になるという。

 7日の終値は、前週末比43.4円高の807円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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