MSCI指数、8月見直しは日本株「1増・2減」――ゼンショーHが新規採用

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2023/8/14 8:51

 MSCI指数の定期見直しが11日に発表され、「ジャパンスタンダード」にはゼンショーホールディングス(7550)が新たに採用された一方、日清製粉グループ本社(2002)、日本新薬(4516)が除外された。

 MSCI指数の入れ替えは2、5、8、11月に実施される。今回は日本株が「1増・2減」となった。純減は2022年5月の見直し以来4四半期ぶり。FIF(外国人投資可能浮動株比率)などの変動も含めてジャパンスタンダードの時価総額は0.2%減少したものの、EAFE(欧州・豪州・極東)指数におけるウエートは上昇しため、市場関係者によれば約230億円の資金流入が予想されるという。

 ゼンショーHについて大和証券は、指数組み入れに伴うパッシブファンドの買い需要(リバランスは8月末大引けに実施)を約5日分(過去3カ月の1日平均売買高に換算)と試算した。一方、除外される日清粉G、日本新薬については各8.8日分、7.1日分の売り需要を想定している。

 なお、ジャパンスタンダードからの除外の可能性が事前に指摘されていたシャープ(6753)は採用が維持された。

(写真:123RF)

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