パーソルHDが急落、24年3月期第1四半期決算が2ケタの減益に

株式

2023/8/14 15:53

 パーソルホールディングス(パーソルHD)<2181.T>が急落し、221.5円安の2540.5円を付けた。前週10日引け後、24年3月期第1四半期(23年4-6月)の連結決算と株式分割を発表したが、決算が2ケタの減益となったことが嫌気された。

 24年3月期第1四半期(23年4-6月)の連結決算(IFRS)は、売上収益が3287億300万円(前年同期比9.4%増)、営業利益は146億7500万円(同15.8%減)だった。売上収益は、新型コロナの収束に伴い、感染対策に係る業務が影響を受けた受託請負のBPO事業以外は売上を伸ばした。一方、利益面では、新型コロナ需要が落ち着いたBPOや、エンジニア採用を強化した技術者派遣のTechnologyが減益となった。

 同時に発表した株式分割は、9月30日(同日は株主名簿管理人の休業日のため実質的には9月29日)を基準日、10月1日を効力発生日として、1株を10株にする。株式分割により、同社株の投資単位あたりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めるとともに、幅広い投資家に保有してもらうことを目指す。分割に伴い24年3月期末の配当予想を、従来の43円から4.3円に修正。1対10の株式分割を考慮すると実質的な変更はない。

 14日の終値は、前週末比190.5円安の2571.5円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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