<相場の読み筋>8月21日

2023/8/21 7:45

 前週末18日の米国株式は、NYダウが前日比25.83ドル高の3万4500.66ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数は同26.156ポイント安の1万3290.776ポイントと4日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5895万株、ナスダック市場が44億5333万株だった。主要な経済指標の発表がないなか、前日17日に中国不動産大手の恒大集団が米連邦破産法第15条の適用を申請。中国経済への影響を警戒し取引開始直後には、NYダウが一時200ドルを超える下げをみせる場面もあった。ただ、売り一巡後は、連日で下落していた反動や、週末を控えた買い戻しの動きから上昇に転じた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アルファベット(グーグルの持株会社)やテスラ、アムジェンなどが下落した。

 21日の東京株式は、もみ合いか。日経平均株価は、前週末にかけて3日続落した反動や、リバウンド狙いの買いなどが見込まれる。ただ、積極的に上値を買い進む手がかりに乏しいことから、戻り待ちの売りに押される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の前半(前週末18日は145円29-31銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の前半(同157円96銭-158円00銭)と小動き。前週末18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、アドバンテスト<6857.T>、日産自<7201.T>などが、同18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同18日の大阪取引所清算値比10円安の3万1460円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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