<相場の読み筋>8月22日

2023/8/22 7:45

 21日の米国株式は、NYダウが前週末比36.97ドル安の3万4463.69ドルと反落、ナスダック総合指数は同206.814ポイント高の1万3497.590ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億1778万株、ナスダック市場が49億3422万株だった。政策金利の高止まりが懸念されるなか、米10年物国債の利回りが、一時4.35%に上昇(価格は下落)。株式の相対的な割高感が意識された。ただ、25日には、ジャクソンホール会議でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演を控えることから、見送りムードが強まった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやテスラ、アプライド・マテリアルズなどが買われ、総合指数の反発につながった。

 22日の東京株式は続伸後、上値が重そう。日経平均株価はきのう21日に反発した動きから、買い優勢のスタートが見込まれる。現地21日の米国市場で、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が上昇。為替市場では、ドル・円が1ドル=146円台の前半(21日は145円45-47銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の前半(同158円36-40銭)と円安方向に振れていることもあり、半導体関連銘柄を中心に物色の矛先が向かいそうだ。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、HOYA<7741.T>、東エレク<8035.T>などが、21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比300円高の3万1800円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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