明日の日本株の読み筋=日経平均の正念場を前にリバウンド継続なるか

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株式

2023/8/22 16:30

 あす23日の東京株式市場では、日経平均株価が心理的なフシ目となる3万2000円を前にリバウンドが継続するかが注目される。22日の日経平均株価は大幅続伸し、3万1856円(前日比291円高)で引けた。21日の米ハイテク株高や円安・ドル高を支えに上げ幅は一時340円に達した。国内長期金利の上昇で伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く持ち直し、大引けにかけて高値圏で推移した。前週は週間ベースで1022円安と今年最大の下げ幅となり、自律反発狙いの買いが入りやすい。足元の連日上昇(合計405高)で4割近い出直りを演じた計算になるが、外部要因に変調がなければ、さらに戻りを試す可能性もある。

 ただし、日経平均3万2000円の近くには75日移動平均線(3万2020円)が横たわる。さらに直近の「マド」(15日安値3万2217円-16日高値3万1997円)も控えている。いわば正念場であり、戻り売りへの警戒感が漂う。折しも、経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」(24-26日開催)を前に積極的な売買が期待しにくいなか、上値限定との見方もある。

提供:ウエルスアドバイザー社

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