<相場の読み筋>8月23日

2023/8/23 7:45

 22日の米国株式は、NYダウが前日比174.86ドル安の3万4288.83ドルと続落、ナスダック総合指数は同8.283ポイント高の1万3505.873ポイントと小幅続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億5620万株、ナスダック市場が41億6341万株だった。格付け大手のS&Pグローバル・レーティングスは21日、米地方銀行5行の格付けを引き下げ、銀行株を中心に軟調な展開となった。また、米10年物国債の利回りが4.3%台で高止まりしたことから、株式の相対的な割高感が意識され、積極的な売買は限られた。NYダウ採用銘柄では、メルクやJPモルガン、ナイキなどが、値下がり率の上位に入っている。

 23日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は、きのう22日に大幅続伸したものの、心理的なフシ目の3万2000円を前に上値が重かったことや、買い手がかりに乏しいこともあり、売り優勢のスタートが見込まれる。その後は、海外市場動向を気にしながらも、模様眺めムードが広がりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の後半(22日は145円75-77銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の前半(同159円24-28銭)と円高に振れている。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、任天堂<7974.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比160円安の3万1760円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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