<相場の読み筋>8月24日

2023/8/24 7:45

 23日の米国株式は、NYダウが前日比184.15ドル高の3万4472.98ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同215.160ポイント高の1万3721.033ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6256万株、ナスダック市場が40億3476万株だった。米8月総合PMI(購買担当者景気指数)が50.4となり、市場予想平均の51.5を下回った。低調な指標を受け、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締めに対する警戒感が後退。米10年物国債の利回りが4.1%台まで低下(価格は上昇)し、相対的な割高感が解消され、株式に資金が向かった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやネットフリックス、インテルなどが値上がり率の上位に入っている。

 24日の東京株式は、堅調な展開か。日経平均株価は、足元での堅調な値動きや、現地23日の欧米株式が上昇したことを受け、買い優勢のスタートとなりそう。現地23日の通常取引終了後に、エヌビディアが発表した5-7月期決算は市場予想平均を上回った。時間外取引で同社株が急騰したことも支えとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の後半(23日は145円38-40銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の前半(同157円26-30銭)と小動き。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、ニデック<6594.T>、TDK<6762.T>などが、23日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比25円高の3万1995円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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