<米国株情報>ギャップは急反発、第2四半期業績を買い材料視か

株式

2023/8/28 10:08

 衣料品小売チェーン大手ギャップ<GPS>は25日、前日比7.24%高の10.22ドルと急反発し、3営業日ぶりに10ドル台を回復した。

 24日に発表した24年1月期第2四半期(23年5-7月)の決算が好感されたようだ。売上高は前年同期比8%減の35億4800万ドルにとどまり、市場予想を下回ったが、最終損益は1億1700万ドルの黒字(前年同期は4900万ドルの赤字)に転換。過剰在庫関連費用などを除いた調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は0.34ドルとなり、市場予想の0.1ドル前後を大きく上回った。

 ドル高や中国事業の閉鎖・売却などの影響で減収となったが、過剰在庫整理のための大幅値引きを抑制したほか、航空貨物輸送運賃の低下により、経費が前年同期を1割程度下回った。

 一方、第3四半期(23年8-10月)の業績について、売上高を前年同期比で2ケタ台前半の減少を予想。市場予想の1ケタ台の減少を上回る見通し。また、通期でも売上高は前期比で1ケタ台半ばの減少と、市場予想の1ケタ台前半を上回る減少を見込んでいる。

 7月に新CEO(最高経営責任者)に就任したリチャード・ディクソン氏は、「売上拡大に注力し、事業の合理化を進めており、心強い前進の兆しが見られる」としている。

<関連銘柄>

NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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