31日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、神経質な展開か

為替

2023/8/31 8:47

ドル・円予想レンジ:1ドル=145円00銭-147円00銭

 31日の東京外国為替市場で、ドル・円は神経質な展開とみる。前日の米国時間のドル・円は、独8月CPI(消費者物価指数)などが強い内容だったことからユーロに対する円売りが波及して強含みで推移する場面があったものの、米8月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計が市場予想を下回ったため上値は限られた。きょうの東京時間は中国の8月製造業・非製造業PMI(購買担当者景気指数)が発表される。中国経済の先行き不透明感が意識される中でもあり、結果次第ではリスクオフの動きが強まる可能性もある。ただ、ユーロ圏の8月HICP(消費者物価指数)、米国の7月PCE(個人消費支出)デフレーターと、物価関連指標の発表を控えており、これらを見極めたいとの見方が様子見ムードを強めそうで、日中のドル・円はレンジ内での動きにとどまるとみられる。

<主な経済指標・イベント>

国内:対外・対内証券売買契約、7月鉱工業生産速報

アジア:中国8月製造業・非製造業PMI(購買担当者景気指数)、インド4-6月期GDP(国内総生産)、マレーシアが休場

北米:米7月個人消費支出(PCE)、米7月PCEデフレーター、米新規失業保険申請件数、米8月シカゴPMI(購買部協会景気指数)

欧州:独7月小売売上高、独8月失業率、仏8月CPI(消費者物価指数)、仏4-6月期GDP改定値、ユーロ圏7月失業率、ユーロ圏8月HICP(消費者物価指数)

その他:トルコ4-6月期GDP

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:ウエルスアドバイザー社

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