テクマトが急反発、文部科学省「次世代の校務デジタル化推進実証事業」に採択

株式

2023/8/31 16:03

 テクマトリックス<3762.T>が急反発し、75円高の1665円を付けた。同社は、スクール・コミュニケーション・プラットホーム+校務支援システム「ツムギノ」を提供しているが、30日引け後に文部科学省「次世代の校務デジタル化推進実証事業」に採択されたと発表し、手掛かり視された。

 文部科学省主導の本実証では、校務支援システム各ベンダーにおける次世代の校務支援システムへのモデルチェンジを加速させることにより、各自治体における次期システム更改の際に、次世代の校務支援システムへの移行を円滑に進めることを目的としている。

 本実証事業における機能強化目的は、(1)SaaSとしての提供(2)データベースの暗号化(3)多要素認証への対応(4)汎用のクラウドツールとの連携(5)学校および児童生徒に関するデータを児童生徒・学級・学校・教育委員会それぞれのレベルで統合して可視化するダッシュボード機能。ツムギノでは(1)から(4)の機能はすでに実装済みのため、主に(5)のダッシュボードの機能を開発・実証する予定。本実証事業を通じて、校務支援システムのクラウド化による校務DX(デジタルトランスフォーメーション)を実現し、教職員の働き方改革(業務効率化)と本来あるべき児童生徒と向き合う時間の創出に向けて、教育事業を推進していく。

 31日の終値は、前日比53円高の1643円。

提供:ウエルスアドバイザー社

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