米国株式市場:雇用の過熱感が和らぎ、NYダウ反発、ナスダックは6日ぶり小反落

株式

2023/9/4 7:46

 前週末1日の米国株式は、NYダウが前日比115.80ドル高の3万4837.71ドルと反発、ナスダック総合指数は同3.154ポイント安の1万4031.815ポイントと6日ぶりに小反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億8198万株、ナスダック市場が38億1812万株だった。

 米8月雇用統計は、非農業分野の雇用者数が季節調整済みで前月比18万7000人増となり、市場予想平均の同17万人増を上回った。一方、同月の失業率は3.8%と市場予想平均の3.5%よりも悪かった。失業率の上昇で、雇用の過熱感が和らぎ、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げ観測が後退する格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやテスラ、エヌビディアなどが下落した。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末1日の大阪取引所清算値比60円高の3万2760円だった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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