<相場の読み筋>9月6日

2023/9/6 7:45

 5日の米国株式は、NYダウが前週末比195.74ドル安の3万4641.97ドルと反落、ナスダック総合指数が同10.863ポイント安の1万4020.952ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億3530万株、ナスダック市場が41億7141万株だった。サウジアラビアは5日、原油の自主減産を年末まで延長すると表明した。需給懸念から、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が8日続急伸。原油価格上昇によるインフレへの警戒感が高まる格好となった。NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスやメルク、ナイキなどが、値下がり率の上位に入っている。

 6日の東京株式は、堅調な展開が続きそうだ。日経平均株価はきのう5日、終値ベースで心理的なフシ目の3万3000円を回復。投資家心理の好転が期待され、しっかりした値動きが見込まれる。ただ、週末の8日に9月限株価指数先物・オプションSQ(特別清算指数)値の算出を迎えるが、「SQ週の水曜日は荒れやすい」とのアノマリー(論理的に説明できない動き)もあり、注意したい。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(5日は146円90-93銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の前半(同158円02-06銭)と小動き。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、日産自<7201.T>、HOYA<7741.T>などが、5日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比140円高の3万3110円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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