<相場の読み筋>9月7日

2023/9/7 7:45

 6日の米国株式は、NYダウが前日比198.78ドル安の3万4443.19ドルと続落、ナスダック総合指数が同148.481ポイント安の1万3872.471ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が7億8872万株、ナスダック市場が40億5770万株だった。米8月のISM非製造業景況指数が54.5と、市場予想平均の52.5を上回った。インフレへの警戒感が強まったほか、米10年物国債の利回りが一時4.3%台に上昇(価格は下落)したことから、相対的な割高感からハイテク株が軟調に推移した。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アップルやエヌビディア、アムジェンなどが値下がり率の上位に入っている。

 7日の東京株式は、上値の重い展開か。日経平均株価はきのう6日まで8連騰となっていた反動や、現地6日の欧米株式が下落した動きから、売り優勢スタートとなりそう。ただ、3万3000円台を回復したことによる投資家心理の好転が見込まれ、下値を拾う動きが支えとなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(6日は147円37-39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の前半(同158円10-14銭)と小動き。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、キーエンス<6861.T>、オリンパス<7733.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比115円安の3万3125円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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