日経平均は302円安、米ハイテク株下落が重し―先物主導で下げ幅拡大

 8日午前10時時点の日経平均株価は前日比302円33銭安の3万2688円75銭。朝方は、売りが先行した。7日の米国株式市場でハイテク株が下落し、投資家心理の重しとなった。円が強含むとともに先物主導で日経平均は下げ幅を拡大し、一時3万2535円58銭(前日比455円50銭安)まで下押しした。その後は下げ渋っているが、戻りは限定されている。

 業種別では、古河電工<5801.T>、住友電工<5802.T>、フジクラ<5803.T>などの非鉄金属株が軟調。INPEX<1605.T>、三井松島HD<1518.T>などの鉱業株も安い。東エレク<8035.T>、ファナック<6954.T>、ソニーG<6758.T>、村田製<6981.T>などの電機株も売られ、ダイキン<6367.T>、三菱重工<7011.T>、三井ES<7003.T>、ジェイテクト<6473.T>などの機械株も値を下げている。JR西日本<9021.T>、JR東日本<9020.T>、東武<9001.T>などの陸運株もさえない。

 半面、東電力HD<9501.T>、北海道電力<9509.T>、九州電力<9508.T>などの電気・ガス株が堅調。大和証G<8601.T>、松井証<8628.T>、岡三<8609.T>などの証券商品先物株も引き締まっている。

 個別では、サイバー<4751.T>、サンケン<6707.T>、エニカラー<5032.T>などが値下がり率上位。半面、ビューティガレージ<3180.T>、ラクスル<4384.T>、アイモバイル<6535.T>などが値上がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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