<相場の読み筋>9月14日

2023/9/14 7:45

 13日の米国株式は、NYダウが前日比70.46ドル安の3万4575.53ドルと続落、ナスダック総合指数は同39.970ポイント高の1万3813.585ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8137万株、ナスダック市場が76億1292万株だった。注目された米8月CPI(消費者物価指数)は、前月比0.6%上昇し市場予想平均と一致。前年比では3.7%上昇と市場予想平均の同3.6%上昇を上回った。市場予想平均と大きなカイ離がなく、NYダウは朝方に120ドルを超える上昇をみせる場面があった。ただ、買い一巡後は上値が重く、手じまい売りに押された。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アマゾン・ドット・コムやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、アドビなどが、値上がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は反発後、堅調な展開か。日経平均株価はきのう13日、上値が重かったが、米国での重要指標発表を波乱なく通過したことから、目先的な警戒感が後退、買い優勢スタートとなりそう。ただ、積極的に買い進む材料に乏しいことから、戻り待ちの売りに押される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(13日は147円26-28銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の前半(同158円19-23銭)と小動き。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、パナソニック<6752.T>、三菱商事<8058.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比185円高の3万2635円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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