<新興国eye>ブラジル中銀週報:23年GDP伸び率見通しを2.89%増に引き上げ―4週連続

新興国

2023/9/20 8:48

 ブラジル中央銀行が18日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.64%増から2.89%増に引き上げられた。引き上げは4週連続。1カ月前は2.29%増だった。24年の見通しも1.47%増から1.5%増に引き上げられた。引き上げは2週連続。1カ月前は1.33%増だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の4.93%上昇から4.86%上昇に引き下げられた。1カ月前は4.9%上昇だった。24年の見通しも3.89%上昇から3.86%上昇に引き下げられた。1カ月前も3.86%上昇だった。

 23年末時点の政策金利見通しは前週予想の11.75%に据え置かれた。据え置きは6週連続。24年末時点の見通しも9.00%に据え置かれた。据え置きは6週連続。次回11月1日会合時点の見通しも12.25%に据え置かれた。据え置きは6週連続。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の5.00レアルから4.95レアルに引き下げられた。1カ月前も4.95レアルだった。24年末時点の見通しも5.02レアルから5.00レアルに引き下げられた。1カ月前も5.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、上場MSエマ<1681.T>、上場EM債<1566.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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