日経平均は73円安、買い先行も米株下落が重しでマイナス転換

 20日午前10時時点の日経平均株価は前日比73円00銭安の3万3169円59銭。朝方は、きのう日経平均が大幅反落した反動もあり、買いが先行し、寄り付き直後に3万3263円45銭(前日比20円86銭高)まで強含んだ。ただ、買いは続かず、すかさずマイナス転換。19日の米国株式の下落が重しとなり、一時3万3139円80銭(同102円79銭安)まで軟化した。その後の戻りは鈍く、さえない動きとなっている。

 業種別では、ENEOS<5020.T>、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が軟調。帝人<3401.T>、オンワードH<8016.T>、ゴールドウイン<8111.T>などの繊維製品株や、任天堂<7974.T>、バンナム<7832.T>などのその他製品株も安い。関西電力<9503.T>、東北電力<9506.T>、北海道電力<9509.T>などの電気・ガス株や、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ・紙株も値を下げている。

 半面、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株が堅調。保険株では、東京海上<8766.T>が高い。証券商品先物株では、丸三証<8613.T>がストップ高カイ気配となり、岡三<8609.T>、松井証<8628.T>なども引き締まっている。

 個別では、アクシージア<4936.T>、IPEX<6640.T>、日ピラ工業<6490.T>などが値下がり率上位。半面、ケミコン<6997.T>、ホットランド<3196.T>、ギフトHD<9279.T>などの上げが目立つ。

提供:ウエルスアドバイザー社

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