日経平均は363円安と大幅反落し安値引け―東証プライム銘柄の7割近くが下落=26日後場

 26日後場の日経平均株価は前日比363円57銭安の3万2315円05銭と大幅反落し、安値で引けた。朝方から売りが先行した。時間外取引で米長期金利が一段と上昇し、警戒された。米株価指数先物の下げも重しとなり、先物売りを交えて日経平均は下げ幅拡大の流れとなった。全般は、半導体関連など値がさ主力株を中心に引き続き軟調となり、指数を圧迫した。

 日経平均マイナス寄与度では、東エレク<8035.T>の79円弱を筆頭にファストリテ<9983.T>が35円弱、アドバンテスト<6857.T>が25円強と続いた。東証業種別株価指数(全33業種)では、医薬品、機械、電機、輸送用機器など24業種が値下がりし、海運、銀行、保険など9業種が値上がりした。東証プライム銘柄の69.7%が下落した。

 東証プライムの出来高は13億1856万株、売買代金は3兆2590億円。騰落銘柄数は値上がり495銘柄、値下がり1280銘柄、変わらず61銘柄。

 業種別では、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>、協和キリン<4151.T>などの医薬品株が軟調。ダイキン<6367.T>、クボタ<6326.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、TDK<6762.T>、ファナック<6954.T>、オムロン<6645.T>、スクリン<7735.T>などの電機株も売られた。日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、三菱自<7211.T>、マツダ<7261.T>などの輸送用機器株も安い。SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株や、三菱地所<8802.T>、住友不<8830.T>、東建物<8804.T>などの不動産株も値を下げた。

 半面、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>、郵船<9101.T>などの海運株が堅調。三井住友<8316.T>、三菱UFJ<8306.T>、めぶきFG<7167.T>、楽天銀行<5838.T>などの銀行株や、T&DHD<8795.T>、かんぽ生命<7181.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も買われた。

 個別では、インフォMT<2492.T>、手間いらず<2477.T>、ビジネスE<4828.T>などが値下がり率上位。半面、極東証券<8706.T>、伊藤忠食品<2692.T>、マクニカHD<3132.T>などの上げが目立った。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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