日経平均は355円安、米金融引き締め長期化観測への懸念で売り先行

 3日午前10時時点の日経平均株価は前日比355円02銭安の3万1404円86銭。朝方は、売りが先行した。2日の米国株式市場では、金融引き締めの長期化観測を背景にNYダウが下落。この流れを受け、先物主導で日経平均は下げ幅を拡大し、一時3万1306円07銭(前日比453円81銭安)まで下押しした。一巡後は下げ渋っているが、戻りは限定されている。

 業種別では、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、ENEOS<5020.T>、出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株が下落。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、DOWA<5714.T>、フジクラ<5803.T>、住友電工<5802.T>などの非鉄金属株も安い。トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、マツダ<7261.T>などの輸送用機器株も売られている。東レ<3402.T>、帝人<3401.T>、東洋紡<3101.T>などの繊維製品株も値を下げている。

 半面、空運株では、JAL<9201.T>が高い。

 個別では、ネクステージ<3186.T>、象印<7965.T>、ライトオン<7445.T>などが値下がり率上位。半面、TOB(株式公開買い付け)対象のケーヨー<8168.T>(監理)がストップ高カイ気配となり、リズム<7769.T>、さくら<3778.T>などの上げが目立つ。

提供:ウエルスアドバイザー社

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