日経平均は523円安、米国の金利上昇・株価下落で売り先行

 4日午前10時時点の日経平均株価は前日比523円16銭安の3万714円78銭。取引時間中に心理的なフシ目となる3万1000円を割り込むのは6月1日(安値3万853円44銭)以来約4カ月ぶり。朝方は、広範囲に売りが先行した。3日の米国株式市場では、強い雇用指標を背景に金融引き締めの長期化が警戒され、長期金利の上昇とともに主要株価指数が大きく下落。この流れを受け、日経平均は一時3万672円56銭(前日比565円38銭安)まで下押しした。その後の戻りは限定され、上値の重い動きとなっている。

 東証業種別株価指数では全33業種が値下がりしている。業種別では、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>、三菱自<7211.T>などの輸送用機器株が下落。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株も売られている。伊藤忠<8001.T>、丸紅<8002.T>、住友商<8053.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も安い。住友電工<5802.T>、フジクラ<5803.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株もさえない。

 個別では、Eガディアン<6050.T>、サーバーW<4434.T>、イトーキ<7972.T>などが値下がり率上位。半面、ケーヨー<8168.T>(監理)、リズム<7769.T>、クスリアオキ<3549.T>などの上げが目立つ。

提供:ウエルスアドバイザー社

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