日経平均は198円程度高、株価指数先物への断続的な買いをきっかけに上げ幅拡大=5日前場

 5日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比198円程度高い3万725円前後で推移する。きのう4日に今年2番目となる大幅な下げとなった反動や、現地4日の米国株式市場で、NYダウ・ナスダック総合指数がともに上昇したことを追い風に、買いが先行した。時間外取引で米株価指数先物が下落しているものの、株価指数先物に断続的な買いが入り、午前9時53分に同228円30銭高の3万755円18銭を付けた。その後も、総じてしっかりした展開にある。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比310円高の3万710円だった。

 業種別では、30業種が上昇、3業種が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も堅調。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落している。

 個別では、マネックスG<8698.T>、Gunosy<6047.T>、ダイヤHD<6699.T>、ADワークス<2982.T>、アンビス<7071.T>などが上昇。半面、エスプール<2471.T>、JCRファマ<4552.T>、太陽誘電<6976.T>、ダイセキS<1712.T>、ビーウィズ<9216.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=148円台の半ば(4日は148円84-85銭)、1ユーロ=156円台の前半(同156円05-09銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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